
ルールブックに無いテニスのルールを知ってると楽しいプレーが出来ます。
テニスがフランスや英国で広まる過程においての愛好者は上流階層、貴族達が
好んで楽しんだスポーツになりました。
その人たちは生活マナーが重んじられることからテニスにおいても自然に
ルールでは無いマナーとして楽しんだようです。
今に於いてもマナー違反は、その人の人格にも影響し仲間から、それなりの関係に
なる事も考えられます。
テニスは一人では楽しくありません、相手を思いやる心で接することが大事です。
これからテニスを始められる事ですからしっかり覚えておきましよう。
◆ウォーミングアップしている時
ウォーミングアップのラリーでボールを出す時は相手のフォアに出しましょう。
あくまでもウォーミングアップなので、強打ばかりの練習しないようにしましょう。
ラリー中にミスショットで相手を遠くへ取りに行かせる時は必ず相手に謝りましょう。
最初にそれが出来るか出来ないかで、試合の雰囲気も変わってきますから。
◆サーブ練習の時は、
レシーブしないでサーブをその場で止めて交互にサーブするというのが、
最近の流れです。
理由は、レシーブミスによりボールが遠くへ行ってボールを拾いに行くと
サーブする時間が減ってしまうからです。
◆ボールを渡す時
ボールを渡す時は、
いろいろなマナーが存在します。
ボールを渡す時、自分がネット際にいる場合は手渡しがいいでしょう。
ベースライン付近ならラケットでいいですね。
ボールを遠い人に渡す時は、相手が自分の方を見てから渡すようにしましょう。
または「ボール行きまぁーす」と言ってから渡しましょう。
ダブルスでポイントが終わった後、サーバーにボールを渡す時は遠くにいる方が
先に渡します。(相手が先で、自分のパートナーへは後に渡す)
「ウォーミングアップしている時」のところでも似たようなのがありますが、
ボールが取りずらい所へ行ってしまったら謝るようにしましょう。
自分がネットにいて相手がネットにかけた時、自分で拾うのが早い場合は
拾ってあげましょう。ただ、ネットをたたいた反動で渡したり、
転がしたりはよくないです。1回手に取ってから渡しましょう。
逆にそのようにされた場合は、必ずお礼を言いましょう。
相手のサーブがフォルトした時もフォルトしたボールは基本的にネットに
かけるという事になってますが、プレーに影響しそうな場所にかけてしまうと、
今度そのボールをどかす為に間が空いてしまいますので余裕があれば自分のコートの
後ろか、ポケットにいれておきましょう。
フォルトしたサーブを思いっきり打たないようにしましょう。
フォルトかが判らないような時に相手に返してしまった場合はすぐに謝りましょう。
フォルトしたサーブが隣りのコートに行ってしまった場合、
状況にもよりますが基本的には取りに行かない方がいいでしょう。
ファーストサーブとセカンドサーブとの間が空かないようにする為です。
(ボールが止まるまで行方は追っておきましょう)
◆隣りのコートにボールが行った時、また入って来た時
隣りのコートからボールが入って来て、隣りはラリー中、またはサーブの
途中だった時は、邪魔にならないようにコートの後ろに転がしておきましょう。
ファーストサーブとセカンドサーブの間で受け取る人もいますが、
普通はボールを受け取ってしまうとポケットに入れる時間が出来、
より間が空いてしまうので後ろに転がすように伝えましょう。
試合中ボールをコートの外に出してしまったら出した人が積極的に取りに行きましょう。
たとえそれが相手のコート側だとしてもです。
隣りのコートの後ろの方にボールが行ってボールを取る場合は、
ポイントが終わった後に素早く取りに行きましょう。
隣りのコートに行ったボールを隣のコートのプレイヤーより拾ってもらい
こちらへ渡してもらった時には、必ずお礼を言いましょう。
ボールを取りに行く時は、 隣りコートがゲーム中であればコートに入ること、
コートを横切ることは出来ません。
サーブの時のトスのやり直しは、最初の1~2回はいいですが、
それ以降頻度が多かったり、連続するような場合は相手に謝りましょう。
試合中、思うようにいかなくて少し間を取った場合、レディポジションに入る時、
手を上げてからプレーに入りましょう。(たとえ負けていてわざとやった作戦でも)
靴紐等で時間がかかった場合も同様です。
相手にボールを当ててしまった時は、すぐに謝りましょう。
特に混合ダブルスの時に女性に強いボールで当ててしまった時に、
たとえ狙って打ったとしてもです。
ゲームになってコートチェンジする時、ボールが自分のコートに側にあったら、
そのボールを必ず取りに行き、コートチェンジの際ボールを渡すか、
相手がサーブする近くに置いておきましょう。
野球でもそうですが、帽子等をかぶっていたらゲームでの最初と最後は
帽子等を取り感謝の挨拶をしましょう。
負けて悔しくても、ふてくされた態度は良くないです。
◆レンタルコートの時
レンタルコートを利用した時は、利用時間ギリギリまでプレーをするのではなく、
次の人の為に余裕をもって退出しましょう。
オムニコートやクレーコートをレンタルした場合はブラシを掛けておきましょう。
その時はベースラインから2~3m後ろまで掛けるようにしましょう。
使用前にネットが緩んでいた場合は、使用後もネットを緩めておきましょう。
マナーの基本は、お互い円滑に試合を進行する為のものなので、
対戦相手と試合が終わった後は、気持ちよく握手をして終りましょう。
◆マナー違反に思う事
このようなマナーを守らない人と対戦してしまったら、「この人はダメ人間だ」と
自分に言い聞かせて「こういう風にならないようにしよう」と思うようにと・・・・。
それを気にして試合をしてもプレーに集中出来ないし、いい結果にならない事が
あるのでそれと、こういうマナーが悪い人の噂は非常に早いですからねぇ~。
ここまで読まれたあなたはマナーの良い人になりましょう!