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11.12.22

何故テニスが最も長寿なのか

テニス画像 に対する画像結果
 
コペンハーゲン調査の研究者たちが注目したのは、
テニスは「初心者から中級者、上級者、すべてのレベルで会話がある。
 
テニスをしながらコミュニケーションが深まるのは
「自然な形でつながる」ことである。
テニスは、仲間と一緒にプレイや試合を楽しむことがストレス
解消になり心理的効果が高まる。
 
メンタルヘルスの向上が寿命の延伸に繋がっていると考察している。
先行研究が示したように社会的孤立は平均寿命を下げることが
報告されているがテニスは仲間と笑顔で過ごすことが長寿の要因である。
 
 テニスは、インターバルトレーニング効果が高く、
有酸素運動能力を改善する。
 
試合ではポイントを取るために、
ダッシュの連続によるラリーの後、短い回復時間があり、
次のポイントに移るという運動を繰り返している。
 
中高年テニスプレイヤーはダブルスが中心で、
継続的実施により経験知が身に付く。
 
その結果、相手のフォームと打球音、
打点位置によってネットを超えてくる
ボールのスピンやスピード、
コースの予測ができるようになる。
 
ダブルスは2人でプレイすることにより、動くスペースが比較的
狭く無理なく運動を継続することが可能である。
 
国際テニス連盟会員へのアメリカでの調査結果(142名、平均47.6歳)
によれば、テニス実施者の健康状態は一般集団に比べて
良好で、「肥満・脳卒中・糖尿病」は少なく、
身体活動量が多いことが報告された。
 
定期的にテニスクラブやテニスサークル・
教室で活動することにより社会関係や信頼関係、共有感が強くなる。
それが、幸福感を高め生活習慣病のリスクを下げ、
健康増進に繋がっている。テニスは最も寿命を延ばす生涯スポーツで、
健康長寿のモデルである。 
 
コペンハーゲン調査は、デンマーク・コペンハーゲン市内在住の
無作為抽出した成人8,577名を25年間にわたって追跡調査を実施し、
スポーツ実施状況(活動レベル、活動種目、活動頻度)や個人的属性、
健康状態、健康診断、社会関係などを検証した。
 
テニスを生涯スポーツとすると平均寿命は健康的に延長する
スポーツ種目は、スポーツジム活動、水泳、健康体操、サイクリング、
ジョギング、サッカー、バドミントン、テニス、他種目に分類された。
 
肥満度は、運動習慣のない人は27(過体重)だが、テニス・ジョギング・
健康体操は24(正常)、スポーツジム・水泳・サイクリング・サッカー・
バドミントン・他種目は25 (やや過体重)であった。 
 
コペンハーゲン調査の結果、寿命を延ばすスポーツの1位はテニス(9.7年)、
バドミントン(6.2年)、サッカー(4.7年)、サイクリング(3.7年)、
水泳(3.4年)、ジョギング(3.2年)、健康体操(3.1年)、
スポーツジム(1.5年)であった。
 
注目すべきは、寿命を延ばすスポーツの1位はテニス、2位はバドミントン、
3位はサッカーと、上位3種目は球技であることだ。
 
コペンハーゲン調査の研究者たちは、サイクリングや水泳、
ジョギング、健康体操、スポーツジムは個人参加型の運動であり、
テニス、バドミントン、サッカーは2人以上で活動する球技で、
参加者同士の交流とコミュニケーションが強いことに着目した。